「病気」「不安」「差別」という “3つの感染症” 概念を考案し、
感染拡大の初期からウイルスがもたらす心理・社会的影響について、様々な媒体を通じて情報発信を行っています。
森光玲雄/Reo Morimitsu
青年期に事故で祖父と友人を亡くし、大学時代にはアメリカで9.11テロに遭遇。喪失体験と困難の渦中で周囲の「人」に救われた経験から、卒業後は赤十字の災害・人道支援活動に引き寄せられるように取り組む。東日本大震災をはじめ、国内外の災害・紛争の現場で緊急時の心理社会的支援(心のケア活動)に従事。2013年日本人臨床心理士として初めて、国際赤十字・赤新月社連盟心理社会センター(コペンハーゲン)の心のケア登録専門家を拝命。
2017年より日本財団国際フェロー6期生に選出され、2年間、アメリカとイギリスにて人道支援学と災害心理学を学ぶ。帰国後は災害心理学の普及や緊急時の心のケアに関する支援者育成に取り組むとともに、「支援者であり当事者の一人」との立場から、逆境に立たされたときの人の心のしなやかさを広く伝えるべく、ライフワークとしての講演活動(エンパワーの恩返し)を行っている。