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プロフィール
森光玲雄/Reo Morimitsu
1979年高知県生まれ
19歳で祖父を事故で亡くす。21歳、語学研修先のアメリカで9.11テロに遭遇、大規模災害や紛争時の人道支援活動に関心を持ち始める。24歳、アメリカ在学中にロードトリップ中交通事故に巻き込まれ旅先の路上で友人を看取る。
喪失体験と困難の渦中で周囲の「人」に救われた経験が原体験となり、国内大学院卒業後は赤十字の災害・人道支援活動に引き寄せられるように取り組む。福祉先進国のデンマークやノルウェーで緊急時に体の健康と同時に心理・社会面のウェルビーイングをもいたわる援助のあり方を学び、東日本大震災をはじめ、国内外の様々な災害・紛争の現場で緊急時の心理社会的支援(心のケア)に従事。
英国滞在中の一枚。
2013年、日本人臨床心理士として初めて、国際赤十字・赤新月社連盟心理社会センター(コペンハーゲン)の心のケア登録専門家を拝命。2015-2017年、日本政府緊急人道支援補正予算事業の一つであるウクライナ紛争帰還兵および避難民に対する社会復帰支援プロジェクトで、事業モニタリングリーダーを担当。
2017年に日本財団国際フェロー6期生に選出され、2018年、サウスダコタ大学災害時メンタルヘルス研究所にて災害メンタルヘルスコース修了。2019年、英国オックスフォードブルックス大学大学院にて、ウクライナ紛争避難民の心的外傷後成長をテーマに人道支援学(開発学および緊急支援学)修士号を取得。
帰国後は再びフィールドでの実践活動に取り組むべく赤十字に身を置くとともに、災害心理学の普及や緊急時の心のケアに関する支援者育成に取り組む。また「支援者であり当事者の一人」との視点から、逆境に立たされたときの人の心のしなやかさを広く伝えるべく、ライフワークとしての講演活動(エンパワーのご恩返し)を行っている。
専門
緊急時の心理社会的支援、心的外傷後成長、災害心理学、[避]難民メンタルヘルス、産業メンタルヘルス
関心
人が変化や困難を前にどう生きるのか、逆境学、人道支援プログラムの評価、異業種コラボ、社会課題へのクリエイティブな方法での挑戦
学歴
2003-2004年:(米) ユタ大学|1年間の交換留学プログラム修了
心理学専攻
2005-2007年:(日) 信州大学大学院|教育学研究科臨床心理学専修コース卒
教育学修士(臨床心理学)取得
2017-2018年:(米) サウスダコタ大学大学院|災害時メンタルヘルス研究所災害メンタルヘルスコース修了
災害メンタルヘルスに関する認定(グラデュエート・サーティフィケート)取得
2018-2019年:(英) オックスフォードブルックス大学大学院|開発と緊急支援コース卒
人道支援学修士(開発学と緊急支援学)取得
受賞歴
2013年:「キッズデザイン賞」受賞
東日本大震災“夢つくり隊プロジェクト”
2017年:日本財団国際フェローシップ フェロー第6期生に選出
研究分野:「国際人道支援分野における心理社会的支援の発展」
新型コロナウイルス感染症関連動画「ウイルスの次にやってくるもの」
スキル・資格
2007年:Elementary school teacher licence (Japan Ministry of Education)
2008年:Clinical Psychologist (Japan Psychologist Association)
2008年:Industrial Counselor (Japan Industrial Counselors Association)
2013年:Trainer of Psychosocial Support in Disasters (Japanese Red Cross)
2015年:Trainer of Psychological First Aid (PFA) WHO version (NCNP)
2016年:Trainer of PFA for Children (Save the Children Japan)
2018年:Graduate Certificate in Disaster Mental Health (University of South Dakota)
2019年:Trainer of PFA IFRC version (IFRC Reference Centre for Psychosocial Support)
社会活動・役割
2010年-現在:日本赤十字社国際救援・開発協力要員