人道支援プロジェクト– 緊急時の心理社会的支援実践 –

Contents

2011~:東日本大震災

2011年3月
緊急医療救援
緊急医療救援
プロジェクト主体
日本赤十字社
支援スタイル
災害医療
活動地域
宮城県石巻市​
ポジション
医療救護班管理要員兼心のケア要員​

石巻医療圏における急性期災害医療支援を行いながら被災者への心のケア活動を実施。病院支援や避難所および孤立世帯への巡回診療およびサイコロジカルファーストエイド対応。

2011年5月~2012年2月
仮設住宅コミュニティ形成支援
仮設住宅コミュニティ形成支援
プロジェクト主体
自治医科大学同窓会/東日本大震災心理支援センター
支援スタイル
カフェ/交流スペース
活動地域
宮城県南三陸町
ポジション
派遣心理士​

仮説住宅入居後のコミュニティ形成および孤立化予防を目的に活動。カフェスタイルのつどいスペースをオープンし、生活不活発病の予防および社会的つながりの回復を念頭に、様々な外部支援の受援のハブともなった。

2012年8月~2013年9月
子ども支援“夢つくり隊”
子ども支援“夢つくり隊”
プロジェクト主体
日本赤十字社/千葉県立美術館
支援スタイル
創作活動ワークショップ
活動地域
岩手県釜石市、福島県福島市、相馬市、南相馬市
ポジション
心理社会的支援テクニカルアドバイザー

震災後“子どもが安心して遊べる空間がない”という現地支援者の声を受け、創作遊び活動を被災地の子ども支援に導入。「人道支援団体×美術館×現地教育機関」という異業種コラボにより、主に福島の外遊びができない子ども達を対象に出前型ワークショップ講座を展開。子どもの主体性と創造性を引き出し、自己効力感向上を目指した。

2013年8月
小中学生サマーキャンプ
小中学生サマーキャンプ
プロジェクト主体
日本赤十字社
支援スタイル
サマーキャンプ/野外教育
活動地域
北海道留寿都
ポジション
プロジェクト運営スタッフ

被災3県の小中学生を対象に、北海道の大自然の中宿泊型のサマーキャンプ体験。被災地を離れリフレッシュするとともに、体験型のワークショップにより仲間との絆や自信を深める4日間。

2013:フィリピン中部台風ハイエン

2013年11~12月
国際緊急人道支援
国際緊急人道支援
プロジェクト主体
日本赤十字社
支援スタイル
PFA/遊びスペース/支援者支援/コミュニティギャザリング
活動地域
フィリピン共和国セブ島
ポジション
日赤ERUチーム初動班こころのケア部門リーダー

急性ストレス症状への個別心理相談対応、倒壊した学校の教員たちと連携した子どもたちの居場所づくり(CFS)、現地のヘルスワーカーおよびボランティアへの支援者支援と心のケアの考え方や技術伝達。

2014:御嶽山噴火災害

2014年9~10月
下山待つ待機家族の支援
下山待つ待機家族の支援
プロジェクト主体
日本赤十字社
支援スタイル
体調相談/宿泊休憩場所の提供/定期的な情報提供/PFA/ハンドマッサージ/遺体対面時の付き添い
活動地域
長野県木曽町、大滝村
ポジション
日赤こころのケア第1班兼こころのケアコーディネーター

亡くなられた登山者らの待機家族対応。発災地域の保健所と連携体制を構築し、待機家族の居場所の確保や体調管理、相談対応等を実施。


※写真は 2014 年 9 月 27 日御嶽山噴火当日の様子。登山者のご厚意により許可を得て掲載。

2015:ネパール大地震

2015年4~6月
国際緊急人道支援
国際緊急人道支援
プロジェクト主体
日本赤十字社
支援スタイル
PFA/遊びスペース/学校支援/支援者支援(ヨガ、呼吸法)/心理教育/地域への情報発信
活動地域
ネパール シンドゥーパルチョーク郡
ポジション
日赤ERUチーム初動班こころのケア部門リーダー

急性ストレス症状への個別対応、倒壊した学校に代わる子どもたちの居場所づくり、教育へのサポート、コミュニティに対する地震の正しい知識の情報提供、現地ヘルスワーカーへのリラクゼーション講座、ストレスのセルフケアや余震に関する知識のプロモーション等を実施。

2015~:ウクライナ紛争

2015年7月~2017年7月
紛争避難民・帰還兵支援
紛争避難民・帰還兵支援
プロジェクト主体
国際赤十字・赤新月社連盟/ウクライナ赤十字社
ドナー
日本政府(外務省緊急人道支援補正予算)
支援スタイル
創作活動/サマーキャンプ/スポーツ/遊びスペース/病院訪問/サポートグループ
活動地域
ウクライナ キエフ、ポルタバ他
ポジション
国際赤十字・赤新月社連盟事業モニタリングチームリーダー

2014年の政情不安とその後のオレンジ革命を皮切りに、ウクライナではウクライナ国軍と親ロシア派武装勢力による武力衝突が暫時続いている。プロジェクトは、紛争によって生まれた国内避難民と負傷帰還兵を対象に、心理社会的支援および社会復帰を目的に支援を行ってきた。

受益者インタビュー等からプロジェクトの満足度調査を行い、実施者への助言提供、および在ウクライナ日本大使館、本国外務省に報告を担当。

2016:熊本地震

2016 年 5~6 月
地震災害緊急支援
地震災害緊急支援
プロジェクト主体
日本赤十字社
支援スタイル
避難所訪問/支援者支援/ハンドマッサージ/PFA/遊びスペース
活動地域
熊本県益城町、西原村ほか
ポジション
日赤こころのケアコーディネーター

DPATや地元保健師との連携体制構築。支援者支援として、被災地行政職員へのリラクゼーション、体調や心理相談対応を実施。被災者支援では、巡回型の声掛け、傾聴、体調や心理相談対応、および子どもの遊び場の提供等を実施。

2019:イギリスでの難民支援

2019年1~7月
難民支援
難民支援
プロジェクト主体
Refugee Resource
支援スタイル
メンタリング
活動地域
イギリス、オックスフォード
ポジション
Refugee Resource難民メンター

イギリスオックスフォードに暮らしている難民のための支援。ローカル NGO のコーディネートによるマッチングを経て、難民の方々と定期的にお会いして、困りごとをお手伝い。時にはただお茶をしたり、散歩したり、引っ越しを手伝ったりも。孤立化を防ぐためのスキームに 7 か月間無償ボランティアとして参加。

2019:令和元年台風19号水害

2019年10~12月
洪水水害避難者支援
洪水水害避難者支援
プロジェクト主体
日本赤十字社
支援スタイル
避難所巡回/学校支援/支援者支援/PFA/ホットタオル
活動地域
長野県長野市、豊野地区ほか
ポジション
日赤こころのケアコーディネーター

洪水避難民の方々を対象とした、ホットタオルや健康教室などによる避難所アウトリーチと個別相談対応。現地緊急対応チームのアドバイザー役として、被災小中養護学校の教員らを対象とした「子どものためのPFA講座」を開催し、被災コミュニティの支援者をサポート。

2020:新型コロナウイルス感染症

2020年2月~
感染症パンデミック
感染症パンデミック

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